Apple Watch でスイング解析はできる?
手首につけたウォッチが実際に計測するもの
スマートウォッチは、体の1点、つまりつけている腕の手首に慣性センサー(加速度センサーとジャイロスコープ)を搭載しています。それによって、バックスイングがいつ始まり、クラブがいつ切り返し、いつインパクトが起きるかを検出できます。その3つの瞬間から、ウォッチが出せる最も役立つ数字、テンポを算出します。
基準となる数字は John Novosel(Tour Tempo)によるものです。プロのスイングを動画で1コマずつ計測した結果、バックスイングにはダウンスイングの約3倍の時間がかかる(3:1の比率)ことを発見しました。30フレーム毎秒では、プロは21/7、24/8、27/9コマ(バックスイング/ダウンスイング)といった組み合わせになりました。選手によって変わるのは全体のスピードで、比率ではありません。
ここではウォッチがうまく機能します。比率が2:1に下がったり、バックスイングが終わる前にダウンスイングが始まったりすれば、手首のセンサーがそれをとらえます。急ぎすぎたテンポに取り組むには理にかなった道具です。
カメラにしか見えないもの
ウォッチの限界は物理的なものです。手首の1つのセンサーには、腰、頭、背骨がどこにあるかはまったくわかりません。そして、ボールの当たりを台無しにするミスのほとんどは体のミスです。
- スウェー: バックスイングで腰が横に流れる動き。David Leadbetter(The Golf Swing)は、バックスイングは横に動くのではなく、安定した軸を中心に回転すべきだと強調しています。
- アーリーエクステンション: ダウンスイングで骨盤がボールの方へ動き、前傾角度が失われる動き。TPI(Titleist Performance Institute)はこれを最もよく見られるスイングの特徴の一つとしています。
- 姿勢とプレーン: アドレスでの背骨の角度、バックスイングでの手の高さ、クラブがプレーンから外れていないか。
- 動きの順序: Dr. Young-Hoo Kwon のバイオメカニクス研究と TPI のキネマティックシーケンスは、骨盤 → 胴体 → 腕 → クラブという連鎖を説明しています。Ben Hogan(Five Lessons)はすでに、腰がダウンスイングを始めると表現していました。ウォッチに見えるのは、その連鎖の最後の部分だけです。
これらはすべて目に見える形であり、それをとらえるのはカメラです。理想は正面と飛球線後方の両方から撮影することです。
ウォッチもスマートフォンのカメラも計測できないもの
TrackMan のボールフライトの法則によれば、ボールの打ち出し方向は主にインパクト時のフェースの向きで決まり、曲がりはフェースと軌道の差から生まれます。これらの数字はインパクト前後のわずか数ミリ秒で決まります。手首のセンサーも、通常のフレームレートで撮影するスマートフォンのカメラも、それをレーダー並みの精度でとらえることはできません。「なぜスライスするのか?」という問いに、ウォッチは答えられません。カメラは考えられる原因(アウトサイドからの下ろし、グリップ)を示し、フェースと軌道を度数で示せるのはレーダーだけです。
Birdia の位置づけ(開示:私たちの製品です)
Birdia は私たちが開発しているゴルフ向けAIアプリなので、その点を踏まえてお読みください。Birdia はスマートフォンのカメラで撮った動画を解析し、端末上でスイングのフェーズ(テークバック、バックスイング、ダウンスイング、フィニッシュ)を分け、そこからテンポを算出して、スウェーやアーリーエクステンションといった体のミスを示します。その限界はどのカメラとも同じです。2Dで動作し、撮影角度に左右され、TrackMan のようにフェースや軌道を計測することはできません。ウォッチとカメラは競合するものではありません。ウォッチは何も撮影せずにコースでの全ショットのテンポを教えてくれ、カメラはその理由を説明してくれます。
よくある質問
ゴルフ用ウォッチでテンポを確実に計測できますか?
はい、それがウォッチの最も得意とする計測です。手首からバックスイングの始まり、切り返し、インパクトを検出することで、バックスイングとダウンスイングの比率を算出し、John Novosel がツアープロで計測した3:1と比べることができます。ウォッチにわからないのは、体のどの部分がテンポの乱れを引き起こしているかです。
Apple Watch はアウトサイドから下ろす動きを検出できますか?
直接はできません。アウトサイドから下ろす動きは、切り返しでのクラブの軌道と体の動きの順序に関するもので、手首のセンサーには肩や腰が見えません。飛球線後方からのカメラの角度ならそれが見え、TrackMan のようなレーダーなら結果としての軌道を度数で数値化できます。
ウォッチとカメラの両方が必要ですか?
いいえ。ただし、両者は補い合います。リズムが主な課題なら、日々の練習にはウォッチで十分です。ミスヒットやラインを外すことが多いなら、体を見る必要があり、それができるのはカメラだけです。フェースと軌道のデータには、レーダーが必要です。 ## Fuentes - John Novosel — Tour Tempo. - TrackMan — Ball Flight Laws. - David Leadbetter — The Golf Swing. - Ben Hogan — Five Lessons. - TPI (Titleist Performance Institute) — Secuencia cinemática y características de swing. - Dr. Young-Hoo Kwon — Biomecánica del swing de golf.
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